映画は一期一会

主に映画の感想を書いています

#1 コメディにホラーのアクセントを加えると名作に?「ホラーマニアvs5人のシリアルキラー」

※一部内容のネタバレがございます。ご了承ください。

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はじめまして。どーも
映画が好きなんですが、内容がどうもうろ覚えになってしまう…ということで、ブログに映画の感想なんかをメモ書き程度に書くことにしました。
好き勝手書きますが、どうぞよろしくお願いします。
 
さて、第1回は
「ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(カナダ/2020)
(オススメ度:★★★☆☆)
 
とにかくタイトルに惹かれました。ホラー映画が大好きなんですが、これはホラーに加えてどこかコメディーの香りがするぞ…(ワクワク!)と思ってレンタル。
 
 
【あらすじ】
主人公はホラー雑誌記者のジョエル。
ルームメイトに思いを寄せるが、彼女が男とデートするのを目撃してしまう。
ジョエルは相手の男の弱みを掴んでやる!と男を尾行しバーに行くも、泥酔し、バーは眠ったジョエルを残したまま閉店してしまう。
その頃、閉店後のバーには6人の殺人鬼が集まっていた。しばらくして目覚めたジョエルは、不運にも殺人鬼に遭遇してしまう!
 
…といった内容です。
 
 
 
【感想】
さて、早速感想を。
とりあえず思ったことは
「主人公ホラーマニアっていう設定いらなくない?」
ですね。これは邦題が悪いと言えば、まあそうなんですが、てっきりホラーマニアの知識を活かして、シリアルキラーをボッコボコにする映画だと想像してまして…うーん、違った 笑
 
ただ、グロさは中々リアリティがありまして、登場する女性が綺麗!何よりも、殺人鬼のキャラクターがいい!!途中で登場する警察官のキャラクターもかなり笑えます 笑
 
以下、内容のネタバレを含みます
 
 
 
 
 
 
 
まず、最初の殺人鬼の会合にうっかり参加しちゃった!のシーンなんですが、ここは結構好きでしたね。「こいつら全員殺人鬼だ!」と気づいてからの咄嗟の機転は流石はホラーマニアといったところ。疑われないようにタクシードライバーをしていると嘘をついた主人公のビビりっぷりったら 笑 こっちもドキドキしてしまいました。しどろもどろになりながら殺しの手口を語るのを見て、さすがにバレるだろ…なんて思っていたら、大柄な殺人鬼がめちゃくちゃ共感してて、「あっ、こいつバカだな」と思いクスッと笑えました。
 
このシーンでずっと気になってたのが、タイトルの5人ってどいつだ?(最初にバーにいた殺人鬼は遅刻したやつ含めて6人)ということでして、しばらくしたら殺人鬼の1人が殺されたので「これで5人?」と思っていたら、まさかの女性殺人鬼は裏切り者
これには少し驚きました。ただ、彼女は警察とかではなく、「殺人鬼を殺す殺人鬼」といったようなもので、この設定がほとんど説明されず、いまいちピンとこなかったのは残念。まあ、あまり細かいところは気にならなかったのですが、正直言って彼女のせいで主人公の活躍はほとんどありませんでした 笑 
 
彼女が殺人鬼ではないと判明した頃から「もしやこれ、主人公のホラーマニアっぷり発揮されない?」と不安を抱きながら見てしまいました(結果は前述の通りでした…)
 
なんやかんやあって主人公と女性殺人鬼は手を組むのですが、それからは思った以上に(彼女が強すぎて)サクサク殺人鬼がやられまして…「殺人鬼20人くらいいた方がいいんじゃない?」と尺が心配になってしまう始末。
 
この映画あんま面白くないかも…と不安になったところで、ついに救世主が現れます。そう、ホラー映画ではお馴染み、無能警察!!
殺人鬼の策略にハマって、まんまと主人公を逮捕して満足げにハイタッチする2人の警官を見て、「こいつらは(おバカ枠として)やってくれる!」と確信しました。
取り調べでは主人公の言葉に耳を貸さず、仕事もテキトー、警官のくせにビビり。無能警官っぷりをこれでもか!と見せてくれたところで、殺人鬼が登場。
 
警察手帳を見せただけで殺人鬼を上司だと信じ込み、まんまと騙され殺人鬼を署内へ…
お馴染みの「牢屋の鍵を奪われる仕事」と「ファースト殺され役」を見事にこなしたあんた等の姿は忘れないぜ…
ただ、文句があるのが、さらっと死亡フラグとして警官から発せられた「俺が死んだら娘が天涯孤独になっちまう」という台詞。いや、いるぅ!?すごい悲しくなっちゃったんだけど!ここはなんかもっと、マイルドな台詞にしてほしかったなぁ…死んでもなんとも思わないような…ま、とはいえ、なかなかいいキャラしてて好きでした。警官たち
 
正直このあとは特に見どころないです()
あまりにもあっさりと殺人鬼がやられちゃうので 笑
あ、でも、主人公が結構体を張って殺人鬼に立ち向かう様子はよかったですね!応援したくなります。やはり、この映画はキャラがいいのかもしれませんね。
 
 
さて、主人公のホラーマニアっぷりこそあまり発揮されませんが、ホラー要素はしっかりありながらも笑える作品になっているので、興味を持った方はぜひ観てみてください。
ちなみに、タイトルは作中で使われた台詞から取ってつけました。本作は名作になれた…のか?
 
では、また次回~
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「ホラーマニアvs5人のシリアルキラー
(原題:Vicious Fun
製作:カナダ/時間:101分
監督:コディ・キャラハン
出演:エバン・マーシュ
   アーバン・ゴールドファーブ
   アリ・ミレン